@日曜美術館&撮影の話

paf

2009年07月25日 21:36

先週の日曜、7月19日・・・・
日曜美術館の展覧会情報コーナー「アートシーン」にて、
ポーラ美術館で現在開催している企画展「肖像の100年」が紹介されました!

日曜美術館URL↓
http://www.nhk.or.jp/nichibi/art_scene/index.html


ごらんになった方、いらっしゃいましたでしょうか??


実は撮影があったのは7月5日の日曜日。
「日曜美術館」は、本当に「日曜」に取材に来るのだなーと、
おそらく偶然ですが、ぼんやりと思ってしまいました。


紹介されたのは、

①ルノワール《レースの帽子の少女》
②モディリアーニ《ルニア・チェコフスカの肖像》
③藤田嗣治《自画像》
④ピカソ《花束を持つピエロに扮したパウロ》

の4点。
ナレーションつきの放送でした。嬉しかったー★









私はもちろん撮影に立ち会ったのですが・・・

5日の撮影では外観、展示室ももちろん撮影したのですが、
やっぱり作品の撮影がメイン!

放送では、ほんの短い時間しか作品は出ませんが・・・
1点、10分くらいカメラを回しているんですよ。
正面から、ズームにしたり、引いたり・・・・



そして一番驚いたのはカメラのハイテクさ

まずサイズが小さい!!!
家庭用のカメラより少し大きいくらい!
モニターも小さい!! 軽く持ち運べる程度。
しかもクッキリきれいに写るんです。



更にハイテクだと思ったのは、感度。

通常、撮影には照明が必要。
テレビなんかで女優さんを映すとき、別に照明を当てているのはイメージできますよね???


が、

美術館では作品が痛まないように照明にはとても気を使っています。
見づらい、と思われることもあるかもしれませんが

100年単位の時を経た、先人の貴重な作品を、きちんと後世にも残せるようにするために、
作品を保存する、保護する、ということも美術館の重要な役割であるわけです。
光は作品にとってよいものではないのです。
作品の素材、画材によって、作品に当てる照明も調節しているんです。
油絵より、パステル画の方が、照明は落としていますし・・・・
フジタは絹本に墨等で描かれているので更に落としています。


なので、
通常、作品撮影の際も、照明を別に当てるんです。
もちろん、光の強さの加減や、時間など色々気をつける必要がありますが。


しかーーーーーーーーーーーーし!!!!

日曜美術館のカメラは、照明が全く必要なかった!
しかもとてもキレイに写る。写るんです!




びっくりした!!

・・・・お話したいことはたくさんありますが、また改めて♪






関連記事